iruiruirumagawaの日記

関学院生×鹿児島のアルペンスキーヤー×エレクトーンプレーヤー×就活生 なう(2014.1.1現在)

心動 ~企画を新たな規格へ~

f:id:iruiruirumagawa:20140328120447p:plain

 

2014.3.24~26

山形県最上町というところへ。

 

でん。

f:id:iruiruirumagawa:20140328120406j:plain

 

でん。

f:id:iruiruirumagawa:20140328120411j:plain

 

 

でん。

f:id:iruiruirumagawa:20140328120413j:plain

 

 

でででん。

 

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120409j:plain

 

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120407j:plain

 

 初対面でも、3秒あれば心の壁を乗り越えます。

山形弁、非常に難聴な言葉でした。非常に。

 

という、非常に満喫はしていました。はい。

 

今回は、山形で地域おこし協力隊をしている大学のクソ同期(右)に、

f:id:iruiruirumagawa:20140328120403j:plain

 

 

就職活動がクソ忙しいこの時期に

「お前なら何が何でも来てくれるから、よろしく」

という超絶身勝手な一言で、実際に行ってきました。

 

とりあえず、町の会議に合わせてその前後の日も含めて強引にブロック。

面接の全てをずらす始末。

 

 

本題は、町営スキー場スキー場の「最上赤倉温泉スキー場の再興」

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120416j:plain

f:id:iruiruirumagawa:20140328120404j:plain

 

このスキー場は10年前に国体も行い、素晴らしいコース設備を保有するスキー場。

でも、近年のスキー離れと町の過疎化。

スキー場も株式会社から町営に変わったばかりでした。

今回はそこのスキー場に対して、どんなアクションを起こすか?

ということが課題でした。

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120405j:plain

 

この話が入ってきたきっかけも、一ヶ月前

たまたま国体の応援に来てくれた、

その地域おこしをしている大学の同期と昼飯を食べながら、

スキー場の盛り上げ方について相談を受けている時に、

いろいろ聴いてるうちに

 

「合宿ってどう?」

 

と思いついただけ。

よくよく話を詰めてみると、すごい町としての強みもあるし活かし方次第だと。

 

で1時間話を進めてたら

「一回、とりあえず来て」

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120415j:plain

 

となり、とりあえず行くことになり、

行ってから気づいたのだが

なぜか町の会議に講師として祭り上げられており、

何だか町の重役を交えた会議に参加して、

 

非常に不安がありながらも

前日に酒を一滴も飲まずに作り上げた資料を1時間くらい講演する。

 

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120412j:plain

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120402j:plain

 

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120410j:plain

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120408j:plain

 

さて、その中で町の人に伝えたかったこと。

因数分解して目的の明確化」

 

 

講演の前に町の会議で行っていた、良い点悪い点の洗い出し。

「広告を○○・△△…行ったから、、」

「もっと宿のサービスを、、」

「ステッカー作って周知徹底したら、、」

 

お客様に来ていただくスキー場へとしては全て正論。

すごく大事な議論内容だし、突き詰めなければならない。

 

 

ただ、一つ気になることが。

 

 

f:id:iruiruirumagawa:20140328120417j:plain

 

 

 

赤倉温泉スキー場とは?】

 

どんなスキー場なのですか?

何が売りなのですか?

ここでしか体感出来ないものは何ですか?

 

 

町の人は気づいていなかったこと。

 

 

バブル期にたくさんのスキー場が設立された。

その時は、作れば作るだけのニーズがあった。

正直、営業努力というより客をさばくようなイメージだろう。

 

ただ、スキーブームが去り、数々のスキー場が閉鎖に追い込まれた。

 

 

その中、近年のスキー場として大きく売上を伸ばすスキー場もある。

これらのスキー場の共通項は、

 

「○○」のスキー場

 

として確立できてること。

 

例えば、アルペンスキーのみに特化したスキー場

ボードのパークが強いスキー場、

DJブースを作り、イケイケのスキー場、

夜間運転して来た人のための仮眠スペースを完備したスキー場、

市内近郊の立地を活かし、ナイターが23時まで営業しているスキー場。

 

 

これらは各々の強みを活かして運営をしている。

土地柄、環境を徹底的に因数分解して、スキー場の目的の明確化

そこで独自性のある領域を導き出す。

そして、最大限に強みを活かす。

 

今回の赤倉温泉スキー場。

 

国体を行った斜面もあり、設備も全国では群を抜いている。

しかも、クロスカントリーコースも併設。

町営ということもあり、他の町営施設(プール/体育館etc)との連動もできる。

しかもこれらは、車で10分圏内。

 

 

 

これらの強みを活かして、

自身の全国のスキー場を回ってきた経験

南国のスキーヤー、大学生スキーヤーの経験を基に

 

「合宿特化型プラン」を提案。

 

営業人員を専属で用意し、一年中合宿招致に向けて活動。

肝心の合宿プラン自体は「宿とスキー場の使用料」のみを用意し、

あとはその営業マンが「コンシェルジュ」として合宿のプランニング。

 

合宿のニーズなんて、正直十人十色。

求めるものはいくらでもある。

 

例えば

「スキー場でトレーニング→温水プールでクールダウン」

「オフの日は体育館でフットサル」

「オプションで空港まで迎えに来れないか?」

 

 

 

今回の大きな気づきは

 

 当たり前になったら見えない視点の存在。

そして、心の動く瞬間を見たこと。

 

・スキー場として、斜面が急で難易度が高い

・リフトが一本しかなくて、コースバリエーションがない。

・ガラガラのスキー場

 

でも、これらは非常にスキー合宿のニーズに合う。

特に、競技者用としてはもってこい。

 

他にも町営施設のクオリティの高さ(根本的に新しい)。

公共交通期間から遠いという形で言っているけれども、

案外近かったりする。(新幹線の駅から1時間位で着く)

 

合宿するときって、最寄り駅やインターから2時間程度のところもある。

 

 

町の人は強みと気づかなくても

外部の人からみたら、非常に強みと見ることができる。

そしてそこに気づき、その町の人に本気で変えたいと思う人がいれば

 

変わる。

 

講演中、目を丸くして新しい可能性に気づく人。

講演後、皆が口々に「やるしかねぇだろ」と異口同音に言う光景。

後日、Facebookやメールで送られる、

感謝の言葉や、新たな気づき、そして新たな決意。

年齢が半分以下の若者に教えを請う純粋無垢な姿。

 

本当に町の皆様の尊敬出来る姿勢です。リスペクト。

 

 人の心を動かして、町を動かすの、

面白いね。

俺にしか出来ない仕事。

また訪れてきてくれたことに感謝。

 

 

2014年、今年新たな役職

「最上町地域おこし事業アドバイザー(仮称)」

 

今回の企画、全て通りました。

2014年度は会議やプロモーション、営業手法、ターゲット選定等で

何度か山形へ足を運びそうです。

目標はプラットフォームの確立からのプロジェクトの始動。

 

【企画を新たな規格へ】

 

未来はどうなるか分からないけれども

今回の企画が、町を活性化する起爆剤となり

新たな町としての規格になるように。

 

一人じゃ何にも出来ないから、周りの人々の力を最大限借りながら。

やりましょう。

 

必要とされていることに感謝。

いるまにしか出来ないことがあることに感謝。

この領域に存在できるまで、育てあげてくれた全ての皆様に最大限の感謝。

 

2014年 爆走。