iruiruirumagawaの日記

関学院生×鹿児島のアルペンスキーヤー×エレクトーンプレーヤー×就活生 なう(2014.1.1現在)

練習が全て、そしてアスリートとして

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第69回 山形樹氷国体。

通算7度目の国体出場。

 

各県の国体予選を突破した猛者が出場してくる。

もちろんナショナルチームも当たり前にいる。

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昨日、出場した成年男子A(18歳から25歳のクラス)

 

あーー、終わってしまった。

 

これが素直な感想だと思う。

と同時に、今回の大きな気づきは

非常に当たり前のことではあるが

 

「練習が全て」

ということ。

 

・大幅な板の規定の変更

 

規定で板が、かなり曲がりにくくなり

すごい厳しいシーズンになった今シーズン。

 

練習量が非常に限られる中で、新規定の板に対応しつつ、

いかに濃い練習を可能にするか。

 

長野/2回の北海道遠征

これらの練習の密度は濃かった。

時間が限られる中、GSの人種目に特化した練習。

 

最初は非常に苦戦したけれども、最後の北海道遠征には対応できていたと思う。

 

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就活や研究室が続く中で身体のコンディションをいかに整えるか。

実際に東京での就活を経て山形入りしたけど、

国体独特の地元の方の厚い【おもてなし】を受けて

精神的にも、身体的にも完璧なコンディション。

 

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牡蠣鍋。

これで300円とか本当に美味。

 

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試合当日も、全てが万全だった。

細かなルーティンの全てをこなした。

 

コースの詳細は

43旗門41ターン。

標高差350m、全長1100m。

そう、この距離と高低差を1分かけて滑走するというおかしな状況。

そんじょそこらの車には負けません。

 

コース上部は斜度30度に、試合当日までインジェクション入ってて全面アイスバーン

ガリガリのカリカリのすんごい斜面。

絶対に、スキー板無しで立つことは出来ない。そんな感じ。

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長い中盤を経て、コース下部は少し振り幅大きめで、

最終の中斜面に入るコース設定。

 

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コースの下見(インスペクション)で20分かけ、

完璧に41回のターンを覚えた。

アップは6:00~フリー滑走4本

7:00~フリー滑走2本+ゲート滑走2本+フリー滑走1本

 

あとは、スタートで覚えたコースを完璧に身体に叩き込む。

 

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そして、レース本番。

今月の爆弾低気圧のせいで、雪面はもともと柔らかく

20人滑って、10分程度の大きなコース整備が入り…

という感じ。

よってスタートが約30分程度遅れる。

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結果は目標55位以内には届かなかった。

110人中75位。

トップとのタイム差は昨年度より開いた。

 

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ここまで調子が良いと思っていても結果が出なかったのは

 

「練習が圧倒的に足りていない」

 

このひとこと。

 

 

例年では、国体までに50日は雪上に立つのに

今年は関学スキー部を引退したこともあり、20日程度。

 

密度は濃くても、コンディションは良くても

これらは

 

「良くしに整えたもの」

 

というだけ。

実際は、国体に向けてまとめにいったもの。

 

昨年度まで、同レベルだった現役の大学生選手。

秋に海外遠征をして、12月にはゴリゴリにゲートトレーニング。

1テンポも、2テンポも先を行っていた。

 

アルペンスキーは1/100秒を争う競技。

頭で分かっていても、全ては身体の反射で動く。

考えている暇なんてない。

その反射を徹底的に磨くには、雪上での日数が必要。

 

もっともっと、自分の滑りに悩む時間が必要だったと思う。

もっともっと、スキーの性能/特徴を掴む時間が必要だった思う。

もっと……言ったらキリがない。

 

 

これらを思うということは、まだ自分の時間の使い方が甘い。

日々の生活で、時間を生み出せば、さらにスキーに費やすことができたはず。

 

 

練習が全て。

質も必要だけど、まず圧倒的な量が必要。

 

これは何においても当てはまるはず。

この世の中に運だけで生きてる人なんていない。

むしろ運っていう言葉は存在しないはず。

 

運は口説くもの。

サボっていては運はなんて来るはずがない。

がむしゃらにやり続けていても運がやってくるとも限らない。

運はみんな平等にやってくる。それを掴み取ることができるかどうかが問題。

 

サッカーの長谷部選手の著書。

努力してナンボ。

苦しんであがいてナンボ。

 

未来が成功するって、絶対に夢叶うって

自分を信じること、信じ抜くこと。

 

人生は不連続関数だから

アプローチをし続けて、どん底をたくさん経験すると

その分以上に、もっともっと上へ昇っていける。

 

はい(´・ω・`)

 

 

スキーからの学びの多い、そんな一年、でした。

著書やドキュメンタリーで、見て聴いて学ぶよりシンプルに

【体感】して学ぶことができた。

 

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いるまはどこだ探し@バスターミナル

 

 

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開会式。

年に一回しか着ない、鹿児島県の公式ジャージ。

真っ白なので、すぐに汚れる。10回も着てないくせに、汚い。

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鹿児島の若手ども。

隣は国立大医学部・ラ○ール高校出身の秀才。

下は長年面倒みている高校生。

 

 

 

そんなことはさておき、シーズン目標【伝承】

これは、ある程度達成できたと思う。

 

 

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未来の南国スキーヤー

どんどん生まれて来て欲しい。

それを切に願う。

 

 

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今回の国体での結果。

75位とはいえ、九州内では2位の結果を出すことができて

県に貢献することができました。

 

視察に来ていた県の体育協会の方々、

鹿児島県スキー連盟からは、

十分すぎる程の、お褒めのお言葉、

そしてご支援をしていただきました。

 

アスリートとして、

見ている人に感動を与えること

目標にしてもらうこと

あこがれになること

 

自分の座標軸で満足できなくても

周りの方々の座標軸で満足してもらえたら

 

最低限の仕事を果たすことはできたでしょう。

 

最終的には自分との闘い。

だって、人生は一度限り有限の時間なのだから。

 

 

さ、就活だ!!!!!

 

いるま